ウォルト・ディズニー(DIS:Walt Disney Company)
言わずと知れた世界的エンターテインメント企業ウォルト・ディズニーは、コロナの影響でテーマパーク事業に大打撃を受けたが、アフターコロナで既に売上は回復、好調のようだ。さらに近年はDisney+などストリーミング事業にも力を入れていて、一時はストリーミングサービスの登録者数があのNetflixを上回ったほどだ。
ディズニーキャラクターだけではなく、あのマーベルやスターウォーズなどコンテンツも有し、圧倒的なコンテンツ力を誇るディズニー、テーマパークの回復という好材料もある。にもかかわらず株価としては現在コロナ禍の底値を割っている状況である。(現地7/24の終値は1株:86.60である)
ディズニーの懸念点の一つは、ストリーミング事業の赤字である。収益性の改善のため大きな人員削減も行われている。テーマパークが順調とはいえ大きな事業領域であるストリーミング事業の先行き不安は投資を躊躇させる。また、ディズニーは州知事との政治的な対立にてテーマパークのビジネス環境悪化の可能性や、キャラクターの著作権が切れ始め2次創作などが自由になるなど、その他の面でも直近でマイナス要因が存在している。
ただ、ディズニーのコンテンツ力を考えれば、長期的な視点では今は買い場なのかもしれない。
ディズニーの次回の決算発表は8月9日である。
ポジティブ要素
・テーマパークの売上回復
・コンテンツのブランド力の高さ
ネガティブ要素
・Disney+などストリーミング事業は収益性が課題
・州知事との対立によるビジネス環境の悪化リスク
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